USMハラーの収納術:引き出し・内側棚板・フラップ扉の使い分け
USMハラー対応のモジュール家具は、外から見るとすっきり整って見えます。けれども、その状態が続くかどうかを決めるのは内側の収納パーツです。フラップ扉、引き出し(スライド棚)、内側棚板を組み合わせれば、オープンシェルフが「すべての物に定位置がある家具」に変わります。この記事では、各パーツの役割と組み合わせ方、そしてリビング・ホームオフィス・キッチン・子ども部屋で役立つアイデアを紹介します。

基本は「まずグリッド、次に収納パーツ」
システムの各マスには、ボールの中心から中心までで測る決まったグリッド寸法があります。一般的な幅は75・50・35 cm、高さはほとんどが35 cm、当ショップの奥行きは35 cmです。扉、棚板、引き出しはすべてこのグリッドに合わせて作られています。だからこそ、今はマスを開けたままにしておき、あとからフラップ扉や引き出しを追加できます。家具ごと買い替える必要はありません。
パーツを注文する前に、マスごとにひとつだけ考えてみてください。中を見せたいのか、さっと取り出したいのか、それとも隠したいのか。その答えで、オープンのままにするか、引き出しにするか、フラップ扉で閉じるかがほぼ自然に決まります。
パーツの概要
フラップ扉:中身を隠す
フラップ扉はマスを完全に閉じます。上にも下にも開けられ、下向きに開いた扉はノートパソコンや郵便物を一時的に置ける便利な台になります。当ショップでは35×35・50×35・75×35 cmのフラップ扉を11色のRALカラーでご用意しています(2026年10月時点:49.90 / 59.90 / 69.90ユーロ)。扉は金具なしでのお届けです。別途スプリングヒンジセット(シザーホルダー付きヒンジ、スペーサー金具、ネジ、クランプ)が必要で、当社のコンフィギュレーターでは扉1枚につき2セットで計算しています。ソフトクローズ・ダンパーを付ければフラップ扉がゆっくり静かに閉まり、鍵付きドアハンドルを付ければ施錠できます。書類や薬の保管に最適です。
引き出し(スライド棚):さっと取り出す
引き出しは、レールに沿って手前に引き出せる棚板です。小物、ケーブル、リモコン、カトラリーなどが見やすく並び、片手で取り出せます。当ショップの引き出しは75×35 cmと50×35 cmの2サイズで、引き出しレール(1ペア、ネジ付き、ソフトクローズの自動引き込み機能付き)と組み合わせて使います。引き出しの前面にカラーパネルを付けたい場合は、T字金具でパネルと引き出しを固定します。外から見るとフラップ扉のように見える、閉じた引き出しになります。
内側棚板:マスとマスを仕切る
内側棚板は、横に並んだ2つのマスの間に入る縦の仕切りパネルです。幅の広い家具をそれぞれ独立したマスに分けられるので、物が隣のマスへずれ込まず、ほこりや視線も隣のマスと仕切られます。オープンのマスとフラップ扉付きのマスが隣り合う場合に便利です。奥行き方向に2列ある家具では、同じように前列と後列を仕切ります。当ショップでは35×35 cm(奥行き×高さ)の内側棚板を全色でご用意しています。なお、水平の棚板や天板は常に外側パネルです。
オープン棚:見せる収納
すべてのマスを閉じる必要はありません。オープンのマスは家具を軽やかに見せ、本や植物、お気に入りの小物を飾るのに向いています。ディスプレイしたい場合は、ガラスの外側パネルとガラス棚受けを組み合わせると、中が見えたままほこりから守れます。
表:マスごとの収納パーツ早見表
| パーツ | 向いている物 | ショップのパーツ |
|---|---|---|
| フラップ扉 | 機器、書類、ストック品など見せたくない物 | フラップ扉、スプリングヒンジセット×2、ソフトクローズ(任意) |
| 鍵付きフラップ扉 | 書類、貴重品、薬 | 上記+鍵付きドアハンドル |
| 引き出し | 小物、ケーブル、カトラリー、リモコン | 引き出し、引き出しレール(ペア)、前面パネル用T字金具(任意) |
| 内側棚板 | マス同士を仕切る | 内側棚板 35×35 cm |
| オープン棚 | 本、ボックス、インテリア小物 | 外側パネルのみ |
| ガラス棚 | 飾りたい物、グラス | ガラス外側パネル+ガラス棚受け |

図の番号:1 閉じたフラップ扉 · 2 2つのマスを仕切る内側棚板 · 3 引き出し · 4 下に開いて台にしたフラップ扉 · 5 鍵付きフラップ扉 · 6 ボックスを入れたオープン棚
部屋別のアイデア
リビング
ローボードやサイドボードでは、リモコンや充電ケーブル、ゲーム機のアクセサリーを引き出しにまとめましょう。レコーダーやゲーム機などの機器はフラップ扉の中へ。その部分は背面パネルを外すか、ケーブル用のスペースを確保しておきます。中央のマスをオープンにして本や花瓶を置けば、家具が閉じた箱のように見えません。

オフィス・ホームオフィス
ここでは鍵付きフラップ扉と引き出しの組み合わせが活躍します。契約書や税金関係の書類は鍵をかけてしまい、ペンやメモ帳、USBメモリは引き出しに。下に開いた扉はノートパソコンの一時置き場になります。ファイルなど重い物を入れる場合は、棚板をさらに固定できます。穴あきパイプと棚板固定用ネジで棚板をパイプに留めると、より安定して支えられます。ファイルやボックスを買う前に、マスの内寸を測っておきましょう。グリッド寸法はボールの中心を基準にしているため、内側は少し小さくなります。
キッチン・ダイニング
ダイニングテーブル横のサイドボードなら、カトラリーやナプキン、コースターは引き出しへ、グラスやカラフェはフラップ扉の中かガラス棚へ。お皿やボウルは、重ねられるディッシュスタンドや市販の棚用ラックを使えば2段に収納できます。天板に合皮のマグネットマットを敷けば、飲み物や料理を置くときに表面を守れます。
子ども部屋
下段はボックスを入れたオープン棚にして、子どもが自分で片付けられるように。上段には毎日使わない物のために、ソフトクローズ付きのフラップ扉を。大切なこと:子ども部屋では、背の高い家具や引き出し付きの家具を必ず壁に固定してください。よじ登ったり、開いた引き出しにぶら下がったりしても倒れないようにするためです。
ボックスとインサート
メーカーからはマス専用のボックスが販売されています。当ショップでは取り扱っていませんが、必須ではありません。市販のボックスやバスケット、フェルトのインサートでも、内寸に合えば同じように使えます。おすすめは、大きなボックスを1つ入れるより、小さめのボックスを2〜3個入れること。毎回すべてを引き出さずに済みます。
収納プランの立て方
- 中身を書き出す:家具に何を入れるか。「見せる」「さっと取り出す」「しまう」におおまかに分けます。
- マスを割り当てる:よく使う物は腰の高さ、重い物は下、あまり使わない物は上か扉の中へ。
- パーツを選ぶ:マスごとにフラップ扉、引き出し、オープンを決め、仕切りたい場所には内側棚板を入れます。色は組み合わせても構いません。
- コンフィギュレーターで確認:無料の3Dコンフィギュレーターで仕上がりを確認でき、金具を含む完全なパーツリストも作成されます。
よくある質問
引き出しやフラップ扉はあとから追加できますか?
はい。すべてのパーツがグリッドに合わせて作られているので、オープンのマスにはいつでも追加できます。引き出しには引き出し本体とレール、フラップ扉には扉とスプリングヒンジセット2つが必要です。
フラップ扉はどのサイズを選べばいいですか?
マスの幅と高さで決まります。高さ35 cmに対して幅35・50・75 cmです。基準になるのは常にボールの中心から中心までのグリッド寸法です。
引き出しや棚板にはどう物を載せればいいですか?
重い物は均等に分散させ、できるだけ下段に置いてください。重い物を入れる場合は、穴あきパイプと棚板固定用ネジで棚板をパイプに固定することもできます。背の高い家具では、物を詰めた引き出しを同時に何段も引き出さず、家具を壁に固定しましょう。
他メーカーのボックスも入りますか?
寸法が合えば入ります。パネル間の幅・高さ・奥行き(内寸)を測り、楽に出し入れできるよう少し小さめのボックスを選んでください。